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山鹿観光ガイド
現在の
山鹿市
は、
江戸時代
に
細川藩
の
参勤交代路
として熊本と小倉を結んだ
豊前街道
の要所でした。また、温泉宿が多く、
宿場町
として大変賑わったそうです。
大いに繁栄した山鹿には、もうひとつの顔がありました。それが、
菊池川
の
水運
を利用した
“米の集散地”
です。そのため、山鹿には
「米」
を扱ったり、原料とする商売が多かったとか。当時の目抜き通りである豊前街道沿いには、今でも
酒蔵
や
味噌蔵
、
米蔵を改造したギャラリー
などが残り、往時の面影をしのばせています。
この
豊前街道
を歩きながら、地元に住む方々が山鹿の歴史や酒造り・味噌作りなどについて軽妙な語りで案内してくれるのが
「米米惣門ツアー」
です。約1時間のコースのほか、豊前街道一帯から
八千代座
まで足を伸ばす2時間コースもあり、いずれも情緒あふれる山鹿の街並みを心行くまで堪能することができます。
すぐ近くを国道3号が走る市の中心部にありながらも、静けさと落ち着きが感じられる
豊前街道
は、
“さるく”
早さが似合う街です。
米米惣門ツアー
参加料
/1時間コース・2時間コースとも500円
(ただし、2時間コースの八千代座入場料520円は別途)
休み
/水曜日(千代の園酒造と木屋本店の見学は可能)
集合場所
/惣門前(千代の園酒造南側)
申し込み
/山鹿温泉観光協会 TEL0968-43-2952
※「惣門」とは
豊前街道沿いの町の入口に建てられた木戸のこと。入口
のすぐ前には、菊池川が流れており、この門は川と陸路と
の荷物の受け渡し場所でもあった。
→詳しい情報はこちら
八千代座
は
明治43年
に、商工業で財を成し、
“旦那衆”
と呼ばれていた山鹿の実業家たちが、1株30円の株を募って建てたものです。
江戸時代の建築様式の粋を集めた
芝居小屋
ながら、ドイツ製のレールを使った廻り舞台など、当時としては最新の機能や工法を取り入れており、いかに山鹿の町が隆盛を極めていたかがうかがえます。
その後も大正、昭和と人々に愛された
八千代座
でしたが、テレビの普及などにより一時は廃屋同然に。しかし、それを憂えた華やかなりし頃を知るお年寄りが中心となり、募金を集めて屋根瓦を修復。
これがきっかけとなり、修復と復興が進み、昭和63年には
国重要文化財
に指定されました。現在では
歌舞伎
、
芝居
、
落語
、
コンサート
などさまざまな催しが行われ、1年を通じて人々を楽しませてくれる“場”として見事に復活を遂げました。
国指定重要文化財 八千代座
山鹿市山鹿1499
TEL
/0968-44-4004
→公演案内等の情報はこちら
山鹿のみならず、熊本の夏の風物詩として知られる
「山鹿灯籠まつり」
。毎年、8月15日・16日に開催されます。15日は花火大会、16日 は千人灯籠踊りが繰り広げられます。
踊り子
が頭に乗せる
金灯籠
は、木や金具を一切使わず、紙と少量の糊だけで作られていることは有名です。
千人
の
踊り子
が
灯り
の灯った
灯籠
を乗せて踊る姿は、見る者を幻想の世界へと誘ってくれます。
この
山鹿灯籠
は、その昔、
景行天皇
が巡幸で菊池川をさかのぼっていた際、深い霧が立ちこめて行く手をはばまれ、それを里人たちがたいまつを掲げて無事お迎えしたことに由来しています(その他にも、大亀伝説や温泉復活由来説などの諸説もあります)。
ゆったりと流れる
「よへほ節」
に合わせて揺らめく
灯籠
の向こうに、神話の世界が見えてきそうですね。
山鹿の冬を彩るイベントとして人気を集めているのが
「山鹿灯籠浪漫・百華百彩」
(毎年1月下旬から3月初旬の金・土曜に開催)です。八千代座前や豊前街道沿いなど市中心部の各所に
、灯りのオブジェ
が並び、情緒あふれる街並みを幻想的に浮かび上がらせます。
この
オブジェ
は、観光協会や地元商店街、大学生、行政などが連携して製作したもので、一般の方でも夕方6時前後に行われる
点灯
に参加することができます。
また、期間中は
八千代座
で
「山鹿風情物語」
と題して、山鹿を代表する
伝統芸能
、
山鹿太鼓
と
山鹿灯籠踊り
の競演が楽しめます。
燈籠まつり・百華百彩
お問い合わせ
/山鹿温泉観光協会 TEL0968-43-2952
→詳しい情報はこちら
鞠智城
は、今から
約1300年前
、日本と中国大陸や朝鮮半島との関係が緊迫した際に、
大和朝廷
が西日本の防衛の拠点として築いた
城
の一つです。特徴的な
八角形
の
鼓楼
は、全国的にも大変珍しいものです。
平成16年に
「国指定史跡」
に指定された鞠智城ですが、現在は「国営公園」化を目指して整備が進められています。敷地内には、出土品の展示やビデオ上映が行われている
「温故創生館」
のほか、地元の物産販売所やレストランのある
「長者館」
などもあり、多くの観光客で賑わっています。
千年以上前の歴史の舞台となった場所で、当時の人々の息づかいを感じてみませんか。
歴史公園鞠智城 温故創生館
山鹿市菊鹿町米原443-1
TEL
/0968-48-3178
開館
/午前9時半から午後5時15分まで
休館日
/月曜(12月25日~1月4日)
入館料
/無料
→詳しい情報はこちら
貴重な
装飾古墳
として
国指定史跡
にもなっている
チブサン古墳
をはじめ、県北の菊池川流域には、古代の人々の暮らしぶりを知るための
古墳
や
遺跡
が数多く見られます。それらの
レプリカ
や出土した
副葬品
などが展示されているのが
「県立装飾古墳館」
です。
この館自体も、
岩原古墳群
内に建てられており、訪れた人々の目を引く建物は、
世界的建築家・安藤忠雄氏
の設計によるものです。
同館では、数々の展示のほか、
古代アクセサリー
や
縄文どんぐりクッキー作り
など、約10の
体験教室
が実施されており、古代の暮らしをじかに感じることができます。ぜひ親子で
体験
してみてはいかがですか?
熊本県立装飾古墳館
山鹿市鹿央町岩原3085
TEL
/0968-36-2151
開館時間
/午前9時半~午後5時15分(入館は午後4時45分まで)
休館日
/月曜(当日が祝日の場合はその翌日)、12月25日~1月4日
入館料
/一般410円、大学生250円、幼児・小中高校生無料(障がい者手帳をお持ちの方は無料)
→詳しい情報はこちら
鹿央物産館前にある
「古代ハス公園」
。この公園内には、別名
“古代ハス”
と呼ばれる
大賀ハス
のほか、
約20種類
の
ハス
があります。
大賀ハス
とは、
昭和26年
に
植物学者の故・大賀一郎博士
が千葉県の落合遺跡から発見したハスの種子から開花させたものです。その後、世界各地に移植され、古代ハス公園のものもその一つ。
見頃は、6月中旬から8月上旬で、
白
や
淡いピンク
に色づいた
可憐な花
を咲かせます。期間中は、その美しさを一目見ようと多くの人が訪れますが、ハスは午後には花弁を閉じるので、鑑賞には
早朝や午前中がおすすめです。
古代ハス公園
山鹿市鹿央町岩原(鹿央物産館横)
TEL
/0968-36-3838(鹿央物産館)
入場料
/無料
駐車場
/30台
→詳しい情報はこちら
矢谷渓谷
は、
菊池川
の支流・
上内田川
沿いに続く
約2km
の深い
渓谷
で、夏場は
涼
を求めてやってくる親子連れなどで賑わいます。
天然の滝すべり
ができるほか、
ウォータースライダー
や
パットゴルフ
などの施設も充実。また、
矢谷渓谷キャンプ場
やマザーネイチャー
「きらり」
などの宿泊施設も揃っています。
一方、
岳間渓谷
は同じく
菊池川
の支流・
岩野川
に沿って広がる
渓谷
です。杉木立に囲まれた小高い丘にある
岳間渓谷キャンプ場
を中心に、豪快な水しぶきを上げる金原の
滝
やその下流の
つり橋
など、
大自然
を満喫できます。また、
遊歩道
も整備されていて、季節ごとに
キンモクセイ
、
シャクナゲ
など多くの植物が見られます。
矢谷渓谷
山鹿市菊鹿町矢谷
TEL
/0968-48-9156(矢谷渓谷観光開発社)
入場料
/清掃協力費(大人200円、小人100円)
駐車場
/300台
→詳しい情報はこちら
岳間渓谷
山鹿市鹿北町金原
TEL
/0968-32-2103(岳間渓谷観光組合)
入場料
/なし
駐車場
/50台
→詳しい情報はこちら
国の特別天然記念物
にも指定されている山鹿市の
アイラトビカズラ
。
樹齢
はおよそ
1000年
と推定される古木で、開花する例はほとんどなく、日本でもここだけと言われています。
5月頃
が見頃で、
高貴な紫色の大きな花
を咲かせます。
この
アイラトビカズラ
には伝説があります。
源平合戦
の時、
壇ノ浦
で敗れた
平家
の残党が相良寺に立てこもりましたが、
源氏
方の武将に焼き討ちに合いました。この際、寺の
観音様
がひとりでに飛び、この
カズラ
に乗り移って難を逃れたというのです。
その相良寺でも
トビカズラ
が見られるほか、
約750年前
のものと言われる
国内最大の木彫座像千手観音「相良観音」
もあります。
アイラトビカズラ
山鹿市菊鹿町相良
入場料
/なし
駐車場
/20台
お問い合わせ
/山鹿市役所観光課 TEL0968-43-1579
吾平山 相良寺 TEL0968-48-9144
→詳しい情報はこちら
山鹿は、6つの温泉郷がある「温泉のまち」でもあります。それぞれの湯の郷に特徴がありますので、温泉めぐりをしてみるのも楽しいのでは。
800年ほど前に発見され山鹿温泉は、豊富な湯量と、まろやかな肌ざわりが特徴です。江戸時代には、豊後街道一の宿場町とも謳われていました。
山鹿市の北西に位置する平山温泉は、別名「美肌の湯」とも言われ、独特のトロッとした湯で近年、女性を中心に人気を集めている温泉です。
古くは「合瀬川温泉」と呼ばれていた菊鹿温泉。約1300年の歴史がある温泉郷で、周囲に広がる田園風景と温かい人情が疲れを癒やしてくれます。
こぢんまりとした素朴な温泉地ながら、熊本だけでなく福岡からも入湯客が訪れる熊入温泉。近所の人たちとのふれあいも楽しみの一つです。
自然豊かな山里に佇む「幸の国健康温泉館ゆ~かむ」は、温泉のほかプールやサウナ、特殊浴などもあります。レストランの田舎料理バイキングも人気です。
鹿本温泉の「水辺プラザかもと湯花里(ゆかり)」は、ハーブ湯、泡風呂など8種類のお湯が楽しめます。鹿本地域の特産品が並ぶ物産館もおすすめです。
<問い合わせ先>
山鹿市役所観光振興課
熊本県山鹿市山鹿978
TEL
/0968-43-1579
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