三角西港は、オランダ人の水理工師ムルドルの設計で明治17~20年にかけて造られました。「明治三大築港」のひとつと言われ、明治府が当時の最新技術を駆使し、国家の威信をかけて建設に当たった港です。

全長約700メートルに及ぶ石積みの埠頭や水路など、今なお昔のままの姿を残しており、全国的にも貴重な文化遺産で、平成14年には国の重要文化財にも指定されました。また、昭和62年の築港100年を契機に、当時の建造物の復元や公園整備が進められ、今では宇城地域随一のドライブスポットとして観光客の人気を集めています。

さらに、近年はそのレトロな佇まいを求めて、ドラマのロケ撮影なども行われており、三角のシンボルとしてその存在を全国にアピールしています。

平成20年9月、三角西港を含む「九州・山口の近代化産業遺産群」が、文化庁文化審議会において世界文化遺産候補に選ばれました。 |